塾講師のアルバイトの求職していた頃

大学三年のとき、塾講師のアルバイトを探していました。
大学の学生センターに出ている求人情報を見てみたり、インターネットで検索したり、フリーペーパーで探してみたりもしました。
しかし最終的には、求職中と知った友人が紹介してくれた塾講師のアルバイトを始めることにしました。
国立の有名大学だったので、友人に塾講師のアルバイトをしている人が多数いたのです。
塾にもいろいろあるとは知っていましたが、私は大勢の前で授業するより、一人一人に対して教えてあげるほうがいいと思い、個別指導の塾を選びました。
たくさん稼ぎたかったので、ふたつの塾をかけもちすることにしました。
ひとつは、その大学生ばかりを講師として集めた塾でした。
友人も働いているので、面接のときもやりやすくたすかりました。
時給も一般的な塾よりも高めだったのではないかと思います。
小学生から高校生までいろんな子が所属していて、個別指導なのでなんとなくアットホームな、あたたかい雰囲気の塾でした。
学習スペースがついたてで仕切られていました。
私は得意の古文や社会科を教え、時々小学生の算数も教えていました。
いろんな子がいて、私を頼ってくれたり、勉強を嫌がって世間話をしたがる子がいたりと、面白かったです。
もうひとつの塾
もうひとつの塾は、インターネットで生徒からの質問を受けるという少し変わった塾でした。
規律や決まりがしっかりあり、ちょっと厳しい雰囲気でした。
しかし、ここも、友人が講師として働いていた塾なので、勝手が分かりやすく、安心して始められました。
自分の得意な教科のみ担当すればいいのですが、他の教科も空き時間に自習しながら、担当できる様に努力するように、という方針で、私も質問を受けていない時間にも数学など忘れてしまって自信のない教科を勉強したものです。
また、ときどき、分からない質問を受けることもあります。
そんなときは、少し待ってもらって、他の講師に解答を聞くこともできます。
自分もとても勉強になる塾でした。
また、他の友人からも、塾講師のアルバイトをやらないかと誘われたこともありました。
その友人が辞めることになったので、あとをついでくれないかとのことでした。
やはり、塾の講師は、信頼できる人でないと任せられないので、こういったふうに、紹介がされることも多いようでした。
結局、誘われたアルバイトは、私の苦手な集団授業だったこともあり、ちょうど塾講師を探していた私の友人を紹介することになりました。
どの塾も様々な特徴があり、面白いなと勉強になったものです。